悪質なビジネス詐欺に遭わないために｜20の大切なこととは？

要注意な商談や勧誘のパターン

焦らしの手口を見抜く

「この案件、他にも検討している人がいるんです。今日中に決断してもらわないと…」

大阪で飲食店を営むBさん（42歳）は、こんな言葉に焦らされ、フランチャイズ契約を結んでしまいました。約束された売り上げ予測は全くの空想で、粗悪な食材を高額で仕入れさせられる契約だったのです。

焦らしの文句には、こんなものもあります。

• 「今日限りの特別価格です」
• 「もう2社しか枠が残っていません」
• 「この条件での契約は今月末までです」

このような時間的プレッシャーをかけてくる商談では、必ず「検討する時間をください」と返答しましょう。まっとうな商売であれば、検討時間を設けることは当然の権利です。

説明会や交流会での注意点

「無料セミナー」や「異業種交流会」と銘打った集まりにも要注意です。横浜市のCさん（28歳）は、無料の経営セミナーに参加したところ、3時間にわたって投資用不動産の勧誘を受け、その場の雰囲気に流されて契約してしまいました。

このような場では、

• 会場を出られない雰囲気を作られても、毅然と退席する
• その場での契約は絶対に避ける
• 個人情報の記入を求められても、必要最小限に留める
• 他の参加者の発言が本当に自然なものか、よく観察する

オンライン取引での注意点

巧妙化するなりすまし詐欺

「大手企業からの発注です」。そんなメールが届いたら、まず疑ってかかりましょう。