
「東京」という不思議な世界
東京で暮らしていると、地方出身者も生まれ育った江戸っ子も、思わず「あるある!」と頷いてしまう瞬間が日々訪れる。満員電車での攻防戦から、家賃の高さに対する諦めの境地まで、首都ならではの生活実態を50のエピソードでお届けしよう。
第50位|コンビニが3店舗並んでいても驚かない
東京の街角では、セブン、ファミマ、ローソンが50メートル圏内に三つ巴で並んでいる光景が珍しくない。地方出身者が最初に驚くこの現象も、東京在住者にとっては日常風景だ。むしろ「どの店が空いているか」を瞬時に判断して選ぶスキルまで身につけてしまう。深夜2時にコンビニをはしごして、ようやく目当てのデザートを見つけたときの達成感は、東京暮らしの小さな喜びである。
第49位|「近所」の概念が徒歩15分圏内
地方なら車で行く距離を、東京では平気で歩いてしまう。徒歩15分なら「すぐそこ」、20分でも「まあ近い」という感覚になっているのだ。友人に「近所のカフェで会おう」と誘われて、Googleマップを開いたら1.5キロ先だったという経験は誰もが持っている。足腰が鍛えられるのは、東京暮らしの隠れたメリットかもしれない。
第48位|家賃が地方の一軒家のローンと同じ
ワンルーム8万円という数字に、最初は絶句した人も多いはずだ。それでも東京で暮らし続けるうちに、徐々に金銭感覚が麻痺していく。地方の実家に帰省して、3LDKの一軒家が月々7万円のローンと聞いた瞬間、自分の部屋の狭さを改めて実感するのである。しかし「利便性には代えられない」と自分に言い聞かせるのが、東京住民の習性だ。
第47位|電車の遅延で遅刻しても誰も驚かない
「中央線が止まって」「人身事故で」という言葉が、朝の挨拶のように飛び交う職場。東京では電車の遅延が日常茶飯事すぎて、もはやニュースにもならない。遅延証明書を片手に出社する光景は、首都圏ならではの風物詩である。むしろ「今日は電車が定刻通りだった」という日の方が、話題になるくらいだ。
第46位|「実家が遠い」の基準が曖昧
東京在住者にとって、実家が千葉や埼玉でも「遠い」と感じることがある。一方で、新幹線で2時間の距離を「日帰りできるし近い」と言ってのける人もいる。基準はその人の感覚次第だが、共通しているのは「帰省=一大イベント」という認識である。お盆や正月の帰省ラッシュに揉まれながら、故郷への道のりの険しさを毎回思い知らされるのだ。
第45位|渋谷のスクランブル交差点を避けるルートを熟知
観光客が群がるスクランブル交差点を、地元民は巧みに回避する。地下道を使ったり、一本裏の道を通ったり、まるで忍者のように人混みをかわす技術が身についている。渋谷で待ち合わせをするとき、「ハチ公前」とは絶対に言わないのが、東京慣れした証拠である。
第44位|山手線の駅名を反射的に歌える
「次は〜新橋〜」というアナウンスを聞くと、自動的に頭の中で山手線の駅名が流れ始める。東京に住んでいれば、意識せずとも29駅の順番が身体に染み付いてしまうのだ。友人との会話で「あの店、どこだっけ?」と聞かれたとき、山手線の駅を基準に説明している自分に気づくことも多い。
第43位|タワマンの住民を密かに羨む
湾岸エリアに林立する高層マンションを見上げながら、「いつか住んでみたい」と夢想する瞬間がある。しかし現実の収入と照らし合わせて、すぐに諦めるのも東京暮らしの定番パターンだ。それでも、タワマン住民の生活をSNSで眺めては、束の間の妄想を楽しんでいるのである。
第42位|ゴミ出しのルールが細かすぎて混乱
燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ゴミ、粗大ゴミ…。東京のゴミ分別ルールは思いのほか複雑だ。区によって曜日も分別方法も異なるため、引っ越すたびに新しいルールを覚え直さなければならない。プラスチックゴミの日を間違えて、一週間ゴミを抱えて過ごした経験は、誰にでもあるはずだ。
第41位|地下鉄の路線図が完璧に頭に入っている
東京メトロと都営地下鉄を合わせた13路線の複雑な路線図を、いつの間にか暗記している自分に驚く。乗り換えルートを瞬時に計算し、最短ルートを導き出す能力は、東京生活が育んだスキルだ。地方から来た友人に道を聞かれて、淀みなく答える自分に、ちょっとした優越感を覚える瞬間でもある。
第40位|美味しいラーメン屋の情報に敏感
東京には星の数ほどラーメン屋があるが、本当に美味しい店の情報には目がない。新店オープンの噂を聞けば、すぐに食べログをチェックする。行列ができる名店には平気で1時間並ぶのに、普段は待つのが嫌いという矛盾も、ラーメンとなれば許されるのだ。
第39位|地方のテレビCMを知らない
全国ネットだと思っていたCMが、実は関東ローカルだったという事実に、地方出身の友人との会話で気づく。逆に、地方限定のCMソングを熱唱する友人を見て、「そんなCM見たことない」と驚くことも多い。テレビCMひとつとっても、東京と地方では全く違う世界が広がっているのである。
第38位|終電を逃してもタクシーか漫画喫茶
終電を逃した経験は、東京在住者の通過儀礼のようなものだ。高額なタクシー代を払うか、漫画喫茶で夜を明かすか、あるいは始発まで居酒屋で粘るか。選択肢は限られているが、どれを選んでも翌日は確実に後悔する。それでも懲りずに、また終電を逃してしまうのが東京の夜の魔力である。
第37位|カフェで仕事をする人の多さに驚かなくなる
スターバックスでMacBookを開いてカタカタとキーボードを叩く人々。最初は「意識高い系だな」と思っていたが、今では自分もその一人になっている。東京のカフェは第二のオフィスとして機能しており、電源とWi-Fiがあれば十分という価値観が浸透しているのだ。
第36位|人混みを縫って歩く技術が向上
渋谷や新宿の雑踏を、まるで水のように流れるように歩けるスキルが身につく。左右の視野を広く保ちながら、前方の人の動きを予測し、最短ルートで目的地に到着する。この能力は東京生活で自然と磨かれていくもので、地方に帰ったときに歩くスピードの違いに違和感を覚えるほどだ。
第35位|築年数よりも駅近を優先
築40年の古いアパートでも、駅徒歩5分なら選んでしまうのが東京住民の価値観である。新築でも駅から15分以上歩くとなると、途端に候補から外れる。通勤時間は人生の質を左右する重要な要素だと、身をもって理解しているからだ。雨の日の通勤を想像すれば、多少古くても駅近物件を選ぶ理由がわかる。
第34位|「ちょっと散歩」で5キロ歩く
東京では移動のほとんどが徒歩だ。「ちょっとそこまで」と出かけて、気づいたら5キロも歩いていたという経験は日常茶飯事である。歩数計アプリを見ると、毎日1万歩以上歩いているのに驚く。運動不足だと思っていたが、実は自然と運動していたのである。
第33位|芸能人を見かけても騒がない
代官山や表参道を歩いていると、たまに芸能人とすれ違うことがある。しかし東京住民は驚くほど冷静だ。「あ、○○さんだ」と心の中で思っても、表情には出さずに通り過ぎる。これが東京流のスマートな対応であり、芸能人も安心して街を歩ける理由なのだろう。
第32位|方向音痴でもGoogle Mapsがあれば無敵
東京の複雑な街並みは、方向音痴にとって悪夢のような迷路だ。しかしGoogle Mapsという文明の利器があれば、どこへでもたどり着ける。現在地を確認しながら歩く姿は、もはや東京の日常風景である。ただし、地下街ではGPSが効かずに迷子になる罠が待っているのだが。
第31位|飲み会の二次会は断る勇気が必要

東京の飲み会文化は根強く、二次会、三次会と続いていく。しかし翌日の仕事を考えると、どこかで線引きが必要だ。「終電があるので」という魔法の言葉を使って、上手に切り上げる技術が身につく。罪悪感を感じつつも、自分の時間を守ることの大切さを学ぶのである。
第30位|コンビニATMの手数料を気にしなくなる
最初は「手数料110円も取られるのか」と憤慨していたが、今では何も感じなくなった。時間と利便性を考えれば、110円など安いものだという金銭感覚が東京では育まれる。24時間いつでも現金を引き出せる安心感は、手数料以上の価値があると納得しているのだ。
第29位|ランチの予算が1000円超えても普通
東京のランチ相場は確実に上がっている。1000円を超えるランチでも「まあ、こんなものか」と受け入れてしまう自分がいる。地方なら定食が600円で食べられることを思い出すと、一瞬切なくなるが、すぐに忘れて次のランチを探しているのが東京住民である。
第28位|オフィス街の変貌ぶりに驚く
数年ぶりに訪れたエリアが、まるで別の街になっていることがある。再開発が進む東京では、風景が目まぐるしく変わっていく。「ここに何があったっけ?」と記憶を辿っても思い出せないほど、街は変化し続けているのだ。変化のスピードについていくのも、東京暮らしの醍醐味である。
第27位|花粉症の時期が憂鬱すぎる
春の訪れは喜ばしいはずなのに、東京在住者にとっては花粉症との戦いの季節だ。マスク、メガネ、薬が手放せない日々が2ヶ月以上続く。満員電車の中でくしゃみを我慢する苦しさは、経験者にしかわからない。都会のヒートアイランド現象で花粉が舞いやすいという事実も、東京ならではの悩みである。
第26位|深夜でも明るすぎて星が見えない
東京の夜空を見上げても、星はほとんど見えない。光害によって夜空は常にぼんやりと明るく、天の川など夢のまた夢だ。地方に旅行したとき、満天の星空を見上げて感動するのは、東京在住者の特権とも言える。普段見えないものだからこそ、その価値を知っているのである。
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