日本のフィットネスに革新を!挑戦し続けるETERNAL株式会社代表・桂 浩史郎さん

桂浩史郎さん

今回の「にっぽん全国“シゴトのある風景”」では、福岡市天神でエリア最大級のパーソナルトレーニングスタジオ「BE NATURAL」を運営するETERNAL株式会社代表取締役、桂浩史郎(かつら こうしろう)さんにインタビューを行いました。桂さんは29歳で独立後、11年以上にわたり、日本のフィットネス・スポーツ業界が抱える過酷な労働環境や市場の課題に挑み続けてきた人物です。業界に変革をもたらすべく、日々情熱を持って活動されています。今回のインタビューでは、経営者としての働き方や価値観、業界への想い、そして起業を目指す方へのアドバイスなど、多岐にわたるテーマについてお話を伺いました。



桂 浩史郎(かつら こうしろう)さん

◾️プロフィール

機能訓練特化型施設やパーソナルトレーニングスタジオでの勤務を経て独立。「上質なウェルネスライフ」を理念に、プロアスリートから高齢者まで幅広い指導を行う。現在、運動施設のアドバイザーや健康経営サポート、B.LEAGUEクラブ(福岡・島根)のサポートを担当。さらに、国際ビューティーページェント運営、FMラジオ番組のプロデュース、日本初のフィットネスモデルとしてランウェイ出演など、多業界と連携し幅広く活動中。

ALL WORKしごとメディア

桂浩史郎さん

 

業界を変え、社会に貢献する

桂浩史郎さん

——29歳で独立を決意した原動力とは—パーソナルジムの経営に挑戦しようと思われたきっかけを、ぜひお聞かせください。

「独立を決意したのは11年前、僕が29歳の時でした。当時から『独立したい』という気持ちがとても強かったんです。」

——29歳で独立を決意されたんですね!すごい行動力ですね。その時からパーソナルジムを考えられていたんですか?

「そうですね。もともと運動指導の仕事をしていたこともあり、業界を変えたいとか、社会に貢献したいという思いが根底にありました。その思いが自然と形になり、パーソナルジムの経営という道にたどり着いたんだと思います。」

——なるほど。業界を変えたい、社会貢献をしたいという思いが原動力だったんですね。

「はい。当時はまだ自分でも明確には意識していなかったんですが、今振り返ってみると、その夢やビジョンが僕の独立のきっかけだったんだと思います。」


独立の不安を乗り越えるために——経験と人脈で築いた成功の道筋

 

——独立される際、不安なことはありましたか?もしあれば、どのようにしてそれを乗り越えられましたか?

「実は、11年前に独立したときは、あまり不安を感じなかったんです(笑)。というのも、当時は謎の自信が勝っていて、『なんとかなるだろう』と思っていました。ただ、振り返ると、もっと準備をしっかりしてから挑んだ方がよかったなと思いますね。それから先は本当にいろいろと大変でした。」

——最初の独立では自信が大きかったんですね!では、3年前にスタジオを立ち上げた際はどうでしたか?

「3年前は正直、不安が大きかったですね。年齢を重ねて経験を積むにつれて、やっぱり慎重になりました。その分、徹底的にリサーチして不安を払拭する努力をしました。この業界の先輩方や先生方に、どのように経営してきたのか意見を伺ったり、アドバイスをいただいたりしました。」

——具体的にどんなリサーチをされたんですか?

「福岡にあるジムはほぼ全部訪れましたね。サービス内容を確認したり、実際に話を伺ったり。そうやって業界の動向を学びながら、周囲の方々に支えられて不安を乗り越えることができました。」

——徹底した準備と、人とのつながりが大きな助けになったんですね!

桂浩史郎さん

徹底的な情報収集が成功の鍵——業界全体を見渡し、自分の強みを見極める

 

——起業の準備をされる中で、特に力を入れられたことや工夫されたことがあれば教えていただけますか?

「起業の準備では、とにかく情報収集に力を入れましたね。自分がいる業界を客観的に理解し、生き残っていくために、まず業界全体の流れを把握しようとしました。福岡だけでなく、日本や世界ではどんな動きがあるのかを知り、その上で、自分には何ができるのか、自分の強みをどう活かせるのかを見極めていきました。」

——具体的には、どのような方法で情報収集をされたんですか?

「いろいろな方法を試しました。人に会うことはもちろん、業界の団体や学会の勉強会に参加したり、業界誌を読んで最新情報を学んだりしました。また、福岡だけでなく他県にも足を運び、現場を見たり、直接話を聞いたりもしました。こうした地道な情報収集を通じて、自分の立ち位置を明確にしていったんです。」

——かなり徹底された情報収集ですね!それが成功の基盤となったわけですね。

「そうですね。やはり、業界全体を深く理解することが、次の一手を考えるための大切な土台になりますね。」

——確かに。情報収集をしっかり行うことで先を見据えた判断がしやすくなりますよね。

「その通りです。特に新しい情報というのは、欧米から東京、そしてそこから地方に広まっていく流れが多いんですよね。だから、先に欧米の情報を知っておくと、この福岡では特に、5年から10年先の業界の動きが予測しやすくなるんです。」

——欧米の情報を先取りすることで、地方での動きが見えてくるんですね!それは非常に戦略的ですね。

「はい。そうすることで、先手を打って準備ができるようになりますし、自分のビジョンをより明確に描けるようになりますね。」



日本のフィットネス市場を変えるビジョンと取り組み

桂浩史郎さん

――パーソナルジムの運営だけでなく、メディアやキャスティング事業にも取り組まれている背景には、どのような想いや理由があるのでしょうか?

「そうですね、大きく2つの理由があります。まず1つ目は、リスクヘッジのために事業を多角化するという、ビジネスの王道を意識している点です。これはどの業界でも重要な考え方ですよね。」

――なるほど、確かにリスクヘッジは大切ですよね。もう1つの理由は?

1

2

関連記事

  1. 「人を喜ばせることがすべて」——人望を集めるカリスマリーダー・株式会社 EMON entertainment 代表・山下直樹さん

    「人を喜ばせることがすべて」——人望を集めるカリスマリーダー・株式会社 EMON entertainment 代表・山下直樹さん

  2. アロマの癒しを全国に。前田まさよ

    アロマで広がる癒しとメンタルケアを全国へ。株式会社 暇楽オーナー・前田まさよさん

  3. にっぽん全国”シゴトのある風景”|「人」や「会社」をPRしてみませんか?

  4. 竹細工職人 桑原哲次郎の人生哲学

    竹細工職人・桑原哲次郎 ”後継者”としての人生哲学

  5. フリーランス 山口玲香

    トム・クルーズ来福イベントのMCを担当?!マルチに活動するフリーアナウンサー山口 玲香さん

  6. 「自分に合ったスタイルが充実した毎日をつくる」——趣味を楽しむ開業医・横山裕クリニック院長 横山 裕さん

よく読まれている人気記事




運営者紹介
運営者紹介

ALL WORK編集部
ALL WORK JOURNAL、にっぽん全国”シゴトのある風景”コンテンツ編集室。その他ビジネスハック、ライフハック、ニュース考察など、独自の視点でお役に立てる記事を展開します。

error: Content is protected !!