仕事の話に戻りましょう。仕事を覚えたての頃は、言われたことを必死になって頭で考えて行動し、それ以外のことは考える余地がなかったでしょう。それが、経験を重ねてその仕事が板についたと言われるようになってくると、心に余裕が生まれると同時にその仕事の意義や本質を追求しようとします。少なからず自分が持つポリシーを持ち出して照らし合わせてしまう時もあるでしょう。そうしているうちに仕事において「当たり前のこと」とは何なのかを見失ってしまい、時に顧客へのサービスにムラができたり、いつもの作業にムラができたりしてしまうのです。
人間は往々にして負の作用が働いてしまいがちで、時としてヒューマンエラーという形で現れます。それはコンピュータではなく人間なのだから仕方ないのです。だからこそ当たり前のことは実は難しく、奥が深いのです。そして当たり前のことを続けることは会社を発展させる大きな目標となり得る。その「難しさ」を乗り越えた先に、本当の意味での「心の成長」があるのです。
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