訪問看護ステーション『リバシィ』の強み―幅広い支援と心を込めたケア
ー訪問看護ステーション『リバシィ』には、どのような強みがあるのでしょうか?
心を込めた対応のできる、経験豊富な看護師がそろっている点ですね。利用者さんに安心を感じてもらえるようなケアができる環境を整えています。
ー訪問看護の対象となる利用者さんは、どのような方ですか?
終末期の利用者さんや、大腸がんの手術後に人工肛門(ストーマ)を造設した方へのパウチ交換なども行っています。また、特に精神科の訪問看護には専門性を持っていますね。
精神科の利用者さんは不安を感じやすく、頻繁に電話をかけてこられるため、24時間体制で対応しています。その甲斐あって、利用者さんが病院を受診する回数が減っているようで、医師からも「訪問看護のおかげで助かっている」と伝えていただけることもあります。
ーお医者さんから!?病院との連携もしっかりされているのですね。
はい。以前勤めていた病院との信頼関係が続いており、医師から直接患者さんを紹介されることもあります。
ー地域のコミュニティと十分に連携できている点も『リバシィ』の大きな強みなのでしょうか?
そうですね。『リバシィ』では、医師やケアマネージャーと連携しながら、利用者さんや周囲にいるご家族までを、細やかにサポートしています。
訪問看護に向いている人とは?—穏やかでありつつも流されない人

ー訪問看護で働くのに向いている人は、どのような方だと思いますか?
穏やかな人柄の方に向いていると思いますね。利用者さんに安心感を持ってもらうためにも、優しさのある対応が求められます。ただ、相手に流されないようにバランスを取らなければなりません。
ー具体的にはどのような場面で、そのバランスが求められるのでしょう?
「支援すべきこと」の見極めには、バランス感覚が要求されると思います。
病気になると誰でも気持ちが弱くなるものです。すると、本当はできることであっても「やってほしい」と、サポートを求めてしまうことがあります。でも、何でも手助けしてしまうと、本当に必要なケアが行えなくなってしまいますし、利用者さんの自立を妨げてしまうこともあるんです。
ーなるほど。利用者さんの自立を促すことも訪問看護の役割なのですね。
そうですね。適切な距離感を保ちながら、利用者さんが自分でできることを増やしていくような支援が求められます。訪問看護では一対一でこうした細やかなケアができるため、判断力や対応力も自然と身についていくのだと思います。
ー病院勤務とはまた違った魅力がありそうですね。
はい、訪問看護は業務の縛りが少ないので、自分の判断で柔軟に対応できるのが特徴です。利用者さん一人ひとりと向き合いながら、自分のスキルを活かしたい方には、ぴったりの仕事だと思います。
訪問看護の未来―支援の輪を広げるために

ー今後の訪問看護の展望についてお聞かせください。
まずは訪問看護の現場に慣れながら、利用者さんとの信頼関係を築いていきたいです。仕事に慣れてきたらこれまでの経験を活かし、重度心身障害児の訪問ケアにも力を入れたいですね。
主人は精神科の利用者さんのケア、私は重度心身障害を抱えるお子さんのケアにそれぞれ専門性を持っています。チームで協力することで、より幅広く、質の高い訪問看護を提供できるようになっていくと思います。
ー川瀬さんが『リバシィ』に加わることで、さらに支援の輪が拡大していきそうですね。
はい。訪問エリアの拡大を見据えていて、新たなサテライト事業所の設立を検討中です。現状では対応が難しい遠方の地域にいる方々にも、私たちのケアを届けたいと考えています。
ー本日はありがとうございました。
今回のインタビューを通して、川瀬さんの訪問看護に対する想いの強さが伝わってきました。病院勤務とは異なり、一人ひとりに寄り添う訪問看護の魅力。今後、川瀬さんがどのように『リバシィ』での活動を通じて、支援の輪を広げていくのか期待が膨らみます。
ライター紹介
近藤大輔
「にっぽん全国”シゴトのある風景”」北海道エリア担当ライター
スーパーやドラッグストアなど小売業に15年従事した後、2021年よりフリーランスのライターとして活動中。プログラミングスクールをはじめとして、さまざまな業種・分野の企業でオウンドメディアの執筆・編集に携わる。2児の父。熱狂的な音楽フリーク。ロックをこよなく愛する。
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