転職やハラスメント、職場の人間関係など、仕事にまつわる葛藤を抱える人々を応援するために生まれたメディア「ALL WORK」。働く楽しさを再認識するきっかけを提供すべく、全国各地で「仕事に一生懸命な人々」の活動にフォーカスして、情報を発信している。
そこで当メディアでは「ALL WORK」を立ち上げた当事者である「株式会社GREEN LOCAL PARTNERS」の代表取締役・裏南陽平氏へのインタビューを実施した。彼もまた、サラリーマン時代に社内の人間関係に悩みながらキャリアを積んできた一人である。今年3月より経営の道へ舵を切り、現在も新たな果敢に挑戦に乗り出している。そんな彼のこれまでの歩みや、現在の心境に迫った。
裏南 陽平(当メディア運営者)
■プロフィール
1982年、北海道帯広市生まれ。地元企業で20年の勤務を経て、2024年に法人設立。
自身の過去の苦い経験を生かし、転職や会社や組織での人間関係、仕事の適性などに悩みを抱える人たちをサポートしたいという想いから「ALL WORK 求人情報メディア全国版」を立ち上げ。「支えられる人生」から「支える人生」へのスタイル変革と挑戦の精神を引っ提げ、厳しい世界で航海を続けている。
――求人サイトを立ち上げたばかりとお聞きしましたが、どのようなサービスを展開していますか?
「ALL WORK」は、仕事探しや転職に悩んでいる全国の方々が、自分の居場所を見つけたり、新たな挑戦に一歩踏み出したりするためのサポートができるようなサービスを目指しています。求人サイトって競争が激しい、いわゆる「レッドオーシャン」なんですよね。そんななか他社と競争するわけじゃなくて、弊社にしかできない価値を届けたいと思っているんです。
基本は求人情報の検索から応募までをサポートするサイトなのですが、単に仕事を探すだけの場所じゃなく、すべての「ビジネスパーソン」にとって、役立つ情報を提供するメディアでもありたいと思っています。
――なるほど求人サイトであると同時に、働く人々に役立つ情報源としての役割も担いたいと考えているわけですね。
はい、そのとおりです。
サラリーマン時代の光と影
――裏南さんの学生の頃や、サラリーマン時代のお話しを聞かせてください。
小学校から高校卒業まで野球のことしか考えてこなかったんです。野球部を引退して、就職活動しますよってなったときに、やりたいことがなくて……。職員室の横に求人票がずらーっと掲示されている中から、なんとなく地元の製造業の会社を選びました。
なんの目標もなく入社したものだから、仕事に対してやりがいも面白みも見いだせませんでしたね。それに、当時はまだパワハラという言葉もなかったけど、上司から殴られ蹴られの毎日でした。なんとか7年は働いたのですが、さすがに限界が来てしまって、親にも相談せずに逃げ出すように辞めてしまいました。
――なるほど。ほろ苦い社会人のスタートを切ったわけですね。次はどんな職についたのですか?
次の会社は前職とはまったく畑違いの業種で、私は「総合職」としていろいろな種類の仕事を経験しました。事務仕事だけじゃなくイベント運営をしたり他の企業への営業周りもあったり。そこで仕事の面白さを初めて感じることができました。しかし、そこでも上司と意見の食い違いがあって、あるときに自分の怒りが爆発して「辞めてやる!」という状況になってしまったんです。
――2社目では仕事に楽しさを見出せていたけれども、やはり人間関係の悩みがネックとなってしまったのですね。
そうなんです。取引先や外部の団体の人たちとは、よい関係性を築けていたんですけど、社内の人とは、ゴタゴタが絶えなかったですね。
――なぜ経営の道へ進もうと考えたのですか?
2社目の会社に勤めていたときに、取引先の社長さんと一緒に仕事をする機会が多くありました。
そこで何て言うんだろう、それぞれの社長さんたちが、大変そうだけど、すごく楽しそうに働いているように感じられて……自分の内側から湧き上がるアイデアをありのままに表現したり、そのアイデアを形にするために突き進んでいたりして、すごく充実しているように見えたんです。
すると、「私もそういう生き方をしてみたい」という気持ちや、根拠はないけど「一人で生きていけるんじゃないか」みたいな自信が、自然と芽生えてしまったんですよね。それが自分で会社を作ろうと考えるきっかけの一つになったのかなと思います。
――なるほど、経営者さんと仕事をする中で、裏南さんの自立心が強まっていったと。
っていうのもあるし、人それぞれいろんな考え方があると思うんですけど、私の場合はサラリーマンとして働いていて、特に上司との人間関係が合わなくて……。なんかこう、人から指示されて動くっていうのが、基本的にダメなんです。2社目の会社で、いろいろな立場の人と仕事をしていく中で、自分の特性に気付くようになって「もう経営の道に進むしかない」っていう気持ちがどんどん強まっていきました。
――2社目の会社に所属していた頃が自分の性格や特性について、深く理解する時期だったわけですね。
そうですね、そのとおりです。
――2社目を経て、すぐに独立されたんですか?
いえ、実は起業する前にもう一社勤めています。
――3社目が?
はい、これもまた全然畑が違うんですけど、検査系の仕事でしたね。そこは2年で辞めたのかな?実はこれまで勤めてきた会社とは違って、すごく楽しい職場だったんですよ。
――これまでで一番楽しかったんですか?
一番楽しかったかもしれません、人生の中で。これまた、流されるように入社した感じだったのですが、その仕事に最も自分の適性が合っていたのかも(笑)
――それでも安定を捨てて起業の道を選んだのですね。なんだか面白いです。
楽しかったし充実した気持ちはあったんですけど、会社を作りたいって気持ちのほうがどうしても強かったんですよね。
これまで組織に属していろんな経験をしてきましたけど、この先、あと25年くらいの仕事人生の中で、自分にとって一番納得がいく働き方は何かと考えたときに「挑戦したい気持ち」に素直に従いたいと思いました。
――起業の決断に対して、ご家族は賛成してくれたのでしょうか?
いえ、そんなに甘くはありませんでした。2社目を辞めた後、妻に「独立したい」と相談しました。パワポ資料まで作って、「ちょっと時間ある?」みたいな感じで切り出してみたのですが「二度とそんな話しないで」くらいの勢いで、反対されてしまいましたね。
妻には確固たる見解があり、起業しても半年で90%の会社が廃業する厳しい現実を知っていたからこその反対だったのだと思います。また私が転職を繰り返す中で、妻も不安や負担を感じていて、我慢していた気持ちが爆発したところもあったのでしょう。妻へ負担をかけていたことについて申し訳なく思い、いったん起業は諦めて再就職する道を選びました。
――よくそんな状況から、奥様の同意を得るまでに至りましたね。
3社目の会社で仕事を続けながらも、たびたび「起業させてほしい」と話してはいたのですが、妻はやはり難色を示していました。それでも夢を諦めきれなかった私は、起業のための営業を並行して行っていたんです。そのおかげで徐々に取引先との関係が築けて、具体的な仕事の話も進み始めました。
これを基に「将来的にはこういう形で、2年目、3年目にはこういう目標がある」といったビジョンを丁寧に伝え続けるうちに、ようやく妻の態度が少し軟化してきましたね。その後も何度か話し合いを重ね、最終的には「どうしてもやりたいならやってみな」というところまで、同意を得られました。そして2024年3月に登記を済ませ、事業をスタートすることができたんです。
――すごい、熱意と根気ですね。
最後は「何とかやるから」という自分の気持ちで押し切るかたちでしたね。今も妻は内心、納得していないところがあるのかもしれません。
41歳、未経験分野 、はじめての起業
――41歳、しかも未経験の分野での起業に対して、不安はなかったですか?
不安はありましたけど、成し遂げたいことへの想いがそれを上回っていましたね。同じように仕事で悩んでいる人たちが、全国にたくさんいると思うと、残りの人生をかけて、そういう人たちの支えになれたらという想いがとにかく強かったんです。
――事業への強い想いが伝わります。今取り組んでいる求人サイトやコンテンツ制作が、裏南さんにとって本当にやりたいことなんですね。
そうですね。なんていうのかな……今まで自分のやりたいことがはっきり分からなかったんです。学生時代も、就職してからもずっと。それが起業して「ALL WORK」を作るようになって、ようやく「これだ」って思えた気がしていますね。
――最初から事業は求人サイト一本で行くと決めていたのでしょうか?
実は、起業して間もない頃は、求人メディア運営とは全く異なる業種でも仕事を請け負っていました。サラリーマン時代から起業を視野に入れて営業を続けていく中で、知り合った取引先があって、そこの仕事を請けることになったんです。そのためにバイトさんも何人か雇って、業務受託という形でやっていたんですけどね。
詳しくは話せないのですが、その事業が続けられなくなってしまったのです。私自身の知識不足や、業界への理解が足りなかったせいもあるのですが、最終的には取引先に良いように利用されてしまっていたことが分かりました。せっかく取引先との関係を築けたと思っていたのに、そういう結果に終わってしまい……今でも本当に悔しいです。正直、そのときは「これから大丈夫なのか」と、さすがにくじけかけました。
でも、自分で決断して行動するっていうことが、人生で初めてだったんですよ。挑戦したいと思えるものが見つかって、覚悟ができたんです。だからこそ、ここで簡単に折れるわけにはいかないなって思えたんですよね。
――求人サイトの準備は、その頃から並行してやっていたんですか?
そうなんですよね。準備は進めていたのですが、業務受託の仕事がなくなってしまったので、「とにかくこの求人サイトをしっかりやる」と、かえって腹をくくれました。
――二本の矢のうち一本が折れてしまったような厳しい状況だったのですね。
ええ。今は「ALL WORK」に全力を尽くすつもりで取り組んでいます。
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求人サイト「ALL WORK」の可能性
――今取り組んでいる求人サイトについてお聞きします。なぜ「ALL WORK」という名前にしたのでしょうか?
最初は、地元の方々をターゲットにした求人サイトを考えていました。当初から仕事探しで悩んでいる人を支援する求人メディアを作りたいと思っていたのですが、よく考えると仕事や人生に悩む人は全国にいるだろうと。
だから地元に限定せず、全国の方々に向けたサイトにしようと思ったのです。「ALL WORK」、つまり「すべての地域のすべての人」に向けたサイトにしたいという想いが込められています。
もう一つの理由として、あえて扱う業種や職種、ワークスタイルを特化せずに総合的なサイトにしたいという気持ちがありました。今はハイキャリア向けや業界特化型の求人サイトが多いですよね。建設業関係者向けや美容師向けなど専門性の高いサイトは、特定の業界で働きたい人にとって利用しやすい面があると思います。
でも、弊社は地域も業界も雇用形態も幅広く扱いたくて、正社員もフリーランスも含め、全ての働き方をカバーできたらいいなと考えています。いろんな仕事、いろんな働き方を総合的に発信するメディア。だから「ALL WORK」っていう名前が一番しっくりきたんですよね。
――特定の業界に特化した求人サイトは、ターゲットを絞ることで大手サイトとの差別化を図っていますよね。ALL WORKはあえて全ての職業を扱うことで、むしろ大手と真っ向勝負するようなコンセプトに思えますが、その中での差別化や強みはどのようにお考えですか?
ここはそんなに……なんだろうな、あんまり対抗している意識はないんですよね。私が目指しているのは、求職者さんが純粋に「働く意欲」を高め、「ここで働きたい」と感じ、ミスマッチの少ない職場を見つけられることです。
一方で、どんな企業様もフラットに自分たちの色を出せる求人を掲載できる点が、うちの強みだと思います。たしかに大手の求人サイトでも職場の雰囲気を詳しく紹介してもらったり、露出を強めてもらったりできますが、それには掲載企業様の負担が大きくなってしまうわけです。
現行の求人サイトに対する問題意識
――大手の求人サイトで求人の露出を強めるには、どんな負担が出てくるものなのでしょうか?
経験で申し上げると、大手のサイトで求人をしっかり出そうとすると1ヶ月で10万円が飛んでいくんですよね。課金して上位のプランを契約する必要がありますから。しかも採用できる保証もない。そうなると、中小・零細企業ではなかなか利用のハードルが高い面があるわけです。
一方で無料で掲載できる求人サイトやプランもありますが、そういったところは「勤務地がどこです」「給料がいくらです」といった基本的な情報しか載せられない作りになっています。会社の雰囲気や仕事内容をしっかり伝えられる情報がなければ、求職者さんは自分の働く姿を想像できないし、入社後のミスマッチも増えるのは明らかです。
いろいろな求人サイトを自分で使っていく中で「もっと使いやすい求人サイトが必要だ」と強く感じました。
――なるほど。たとえ小規模な事業であっても自分のカラーを見せられるような求人を出せるサイトが「ALL WORK」なわけですね。
大企業だけがお金を積んで露出を増やせる設計ではなく、小さな会社のためにハードルをぐっと下げられるようなサイトにしていきたいですね。
ALL WORKが小規模な事業でも利用しやすい理由
――求人募集に予算を割けない企業でも、利用しやすい理由はどんなところにありますか?
弊社は必要最低限の人員で運営しておりコストを抑えられているので、そこまで値段を上げる必要がなく、5分の1、いや、10分の1レベルで求人を出せるのが強みですね。また掲載期間中に採用にいたらなかった場合、プランによっては期間が過ぎても1名の採用が決定するまで無料で掲載を続けることができます。
――コストを下げられるという観点でいくと、サイトの仕組みとしてよくあるログイン機能がありませんよね。
そういうシンプルな仕組みがいいのかなと思っています。サーバーを高いものにしなくていいし、その分、全体的にコストを抑えられる。そうすると、求人の掲載も断然安くできるのですよね。会員登録してメールアドレスを入力して、確認メールが届いて承認して……というやりとり、個人的にはわずらわしいなと思っていたんです。そんな経験もあって、現段階では、わざわざ会員登録機能は必要ないかなと。
――求人を出したい企業がALL WORKを利用する場合、どのようなサービスが受けられますか?
ALL WORKのサイトから、掲載申込フォームに情報を入力していただければ、それを基にしてライターさんが原稿を作り込みサイトに掲載いたします。何か修正や追加があれば、それをうかがって逐一反映させていく。代理店のような立場で弊社が丁寧に対応するため、掲載企業の担当者様が管理ページを使ってあれこれ直すような手間もありません。
――求人活動に予算を割けない企業であっても、ギャップのない採用ができる。一方で、求職者は自分に合う職場が見つかる。これは大きなメリットですね。
それがうちの強みですね。
とはいえ非常に安価な金額設定なので、逆に「怪しい」と思われることもあるかもしれません。その点については、これまでお話ししたような想いやサービスの仕組みをしっかり伝え、利用につながるよう信頼を積み重ねていく必要があるなと思っています。
――たしかに求人を出す企業からすると、料金が安すぎれば慎重にならざるを得ない面もありますよね。
そうなんです。無料掲載をうたうサイトも多いですが、実際にはトラブルが起きている事例もありますよね。「無料で掲載」としながらも、あとから高額な請求が来るといった具合に、トラブルに発展するケースもあります。
私はその点を非常に気にしていて、いかに信頼してもらえるかが大切だと思っています。どこの馬の骨かもわからないサイトから「無料で求人を出せますよ」と言われても「本当に大丈夫か?」と思われてしまいますから。それならば最初から一定の金額はいただき、掲載期間が終わる10日前までに「掲載を続けるかどうか」、また「掲載を続ける際の次の戦略」を企業様と必ず協議させていただく仕組みが、安心につながるのかなと考えています。
――今後、掲載求人が増えてくれば、面白くなってきそうですね。
はい。求人が増えれば、ぐっと面白くなってくると思います。今はまだスタートしたばかりですが、少しずつコンテンツやサービスの幅を広げ、企業様の魅力をより引き出せるような改善を重ねていきたいですね。
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起業の魅力「心臓で感じるプレッシャーとワクワク」
――起業家としての道を歩むことは、多くの人にとって未知の道だと思われます。裏南さんは、どんなところが起業の魅力だと捉えていますか?
会社員として働いていると、もちろん忙しいですけど、決められた仕事があって、毎月の収入も安定している。この安心感が強みですよね。でも、起業して自分で会社を立ち上げると、次の仕事があるかどうかの保証はありません。自分で仕事を作り出して、事業を成り立たせるために常に考え抜かなければならないわけです。
会社員時代とは別の類のプレッシャーを感じているように思えます。「胃で感じていたプレッシャー」が、「心臓で受け止めるようなプレッシャー」へと変わりました。でもそれが妙にワクワクするんですよね。
「人生は一度きりだから挑戦すべきだ」という気持ちが強くて。このプレッシャーがあるからこそ、生きている実感が湧くんです。もちろん会社員時代にもプレッシャーはありましたが「やらなければ仕事が終わらない」程度のもので、命がけとは違う。今は、「やってもやっても答えが見つからない」状況を自分で生み出しているわけですから、その過程も含めて、きついけど、ものすごく魅力的なんです。
――確かに、誰かから与えられた仕事と自分で生み出した仕事では、取り組む気持ちも変わってきそうですね。
そうなんです。もともと、誰かに与えられたレールの上で仕事をするのが苦手で、自分から生み出したもので勝負したいんですよね。それならたとえ失敗しても、自分の決断だから納得がいく。アンパンマンの歌にも「何が君の幸せか、何をして喜ぶのか、わからないまま終わるのは嫌だ」というような歌詞がありますけど、それが今の気持ちにすごく近いですね。
起業してからはうまくいかないことも多いですが、それでもワクワクを感じながら仕事ができています。
――奥様にも、こうした気持ちを伝えたりするんですか?
いや、こういうことを妻に話しても全く理解はされませんね(笑)。妻は堅実な考え方の人なので、「稼げなければ意味がない」といつも言っています。そうはいっても私を応援してくれているおかげで今こうして挑戦できているので、本当に妻には感謝しています。これからどう転ぶかはわからないけれど、やり切ったなと思えるまでやる。それでいつか年老いて人生が終わるときに、幸せだったと思えたらよいですね。
――胸が熱くなりますね。私も何か挑戦してみたくなります。
今後のビジョン
――今後の裏南さんのビジョンをお聞かせください。
たとえ10年後であっても、自分が発する言葉や、自分の想いは変えたくないんです。これまで話してきた内容や、ALL WORKを作る目的も含めてブレずに最後まで貫きたいと思っています。
会社のビジョンも自分の方針にしても同じで、今とほとんど変えたくない。変えなくてもいいとさえ感じています。働くうえで悩んでいる人、順風満帆にはいかずに葛藤している人の役に立ちたいという気持ちは、自分の中で揺るぎないものなので。その気持ちも含めて、これからも変わらずに、自分も、会社も進んでいけたらよいなと思っています。
今、仕事の悩みを抱える人たちへのメッセージ
――最後に、今、働くうえでつらい状況にあったり、悩みを抱えていたりする人へのメッセージをお願いします。
自分には何の能力もない、何をしても裏目に出てしまう、そんな風に考えるときもあるでしょう。それでも腐らず諦めず、仕事を通して自分の内面をしっかり見つめ続ければ、自分の強みや大切にしたい価値観が見つかるはずです。それが自分のやりたいことの発見につながるかもしれません。
――確かに、自分の気持ちに向き合うことで、強みややりたいことを見つけやすくなりますね。
そうですね。私はこれまで、自分に嘘をつきながら生きてきた部分が大きいなと思うんですよ。それもあってか、単なる被害妄想かもしれないんですが、いつも「ずる賢い誰かの都合のいい踏み台」になってしまっているような気持ちを抱えてきました。私の場合、そうしたつらい経験が「自分と同じように思い悩んでいる誰かの支えになりたい」という気持ちに変わりました。
新しい挑戦に踏み出してもうまくいかないこともありますが、自分にがっかりせずに前を向いてほしいと思います。ALL WORKでは「あなたの居場所は”ALL WORK”できっと見つかる!」というキャッチコピーを掲げていますが、この言葉のとおり、自分の居場所を見つけるために、不安に打ち勝ちチャレンジをして欲しいですね。
――挑戦する気持ちは大切ですね。
ALL WORKはまだ始まったばかりのサイトですが、転職という人生の岐路に立つ人たちに役立つサービスを目指しています。ALL WORKの発信がきっかけになり「もう一度、仕事や自分の人生を頑張ってみよう」と思える人がいたら本当に嬉しいですね。
――本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
ライター紹介
近藤大輔
「にっぽん全国”シゴトのある風景”」北海道エリア担当ライター
スーパーやドラッグストアなど小売業に15年従事した後、2021年よりフリーランスのライターとして活動中。プログラミングスクールをはじめとして、さまざまな業種・分野の企業でオウンドメディアの執筆・編集に携わる。2児の父。熱狂的な音楽フリーク。ロックをこよなく愛する。
【ALL WORK編集部では、にっぽん全国”シゴトのある風景”では、全国各地のライターさんを募集しています】
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