転職を繰り返すうちに、「自分にとって仕事とは何なのか?」がわからなくなった時は・・・

自分の”居場所”を見つけるための仕事選びとは?

自分の”居場所”を見つけるための仕事選びとは?

人生を歩んでいくと、様々な交差点に差し掛かり、その度に迷ったり後悔したり、時に自分を見失ってしまうこともあると思います。人生において「仕事」とは生計を維持するためになくてはならない生命活動であり、やがてそれが枝葉となって日常生活を豊かにしていくための行動が生まれます。そうしてその行動が、他の誰かとの交流や出会いに繋がる。もちろん人生の歩み方は様々です。

でも、仕事をするという行動は、自分のアイデンティティ(訳:自分が自分であること、さらにはそうした自分が、他者や社会から認められているという感覚、存在証明)を確立すること、この世に生まれたたった一人の自分が、「何ができるか」「何が残せるか」ということも考えつつ、考えついて行き着いたところに、サラリーという社会的枠組みの意識を超えた、自分の”居場所”を見つけること。それが一番大切なのではないでしょうか。

職場のさまざまな人間模様②

あなたは今まで、様々な人間関係を構築し、様々な人との交流をしてきた中で、その一つ一つコミュニティの中で、自分がどういう存在なのか考えたことがあると思います。”居場所”を見つけるためにはまず自分の内面の気持ちや考え方を徹底的にフォーカスし、まず自分自身が己を知ることからスタートするのが良いかもしれません。「あの瞬間がもっとも充実している」「こういう人とはとても良い関係が築ける」「自分はこれをやっている時が一番充実感を得られる」といった「前向きでポジティブな部分」と「自分の強み」の部分を徹底的に洗い出してみるのです。同時に、「自分はこういう状況が苦手だ」「自分はこういう人とはソリが合わない傾向にある」など、「後ろ向きでネガティブな部分」と「自分の弱さがある部分」これらも徹底的に洗い出すのです。自分が知り得た自分の姿と、他人が感じる自分への印象は必ずしも一致せずともですが、こうして悩み続けて自分への分析を経て選んだ先は、きっと居心地の良い場所に繋がると信じ、選んだ先を正解であったと思えるように、まずは自分自身が変わる努力を怠らないことが重要です。自分から心を開き、素直に飛び込み、周囲と輪を作り、良くも悪くも対話を欠かさず、地を固めるのです。悩み抜き、あなたが選んだ会社や仕事はきっと花開くと、常に前向きな気持ちでいられたら、もうそこがあなたの”居場所”になっているはず。

時代はさらに混沌を極めています。様々な価値観が行き交い、何が正しいか何が間違っているかそこばかりがフォーカスされ、人は一喜一憂し周囲の価値観の嵐に巻き込まれています。こんな時代だからこそ、自分の内面に持っているものを大事にして、”居場所”となるべく仕事や会社選びができれば、きっと新しくて強い自分がそこにいるでしょう。