変わる視聴者の意識とメディアの多様化
しかし、インターネットとSNSの普及により、状況は大きく変化している。視聴者は、テレビ以外の情報源から、様々な事実や異なる視点を得られるようになった。テレビが報じない情報も、SNSを通じて瞬時に拡散される。
現在は特に若い世代を中心に、テレビ離れが加速しているのは周知の事実。調査によれば、20代の約7割が「ほとんどテレビを見ない」と回答している。実際筆者の周りにも若いスタッフがいたが、聞いてみると、「テレビを見ずに、youtubeの好きな番組だけを見ている」という話もあった。その核たる理由として、情報が偏っているのではないか、真実を伝えていないのではないかという不信感も挙げられるだろう。
新たな時代に求められるテレビの役割
では、テレビは今後どうあるべきなのか。まず必要なのは、「自主規制」の本質的な見直しではないだろうか。本当の意味での視聴者保護や公序良俗の維持という本来の目的に立ち返り、スポンサーへの過度な配慮や、都合の悪い情報の隠蔽といった歪んだ実践を改める必要があると思う。
それと同時に、視聴者との新たな信頼関係を築くためにどうしたら良いのかも重要である。情報の出し方や伝え方を透明化し、なぜその情報を取り上げるのか、あるいは取り上げないのか、その判断基準を明確にすべきだ。
また、スポンサー収入に過度に依存しない、新たなビジネスモデルの模索も必要だろう。サブスクリプションモデルの導入や、視聴者からの直接的な支援など、様々な可能性を検討すべき時期に来ている。























































































