【2026年版】本州出身者が驚愕した北海道移住の注意点15選|知らないと後悔する完全ガイド

地域のヒグマ情報は常にチェックする習慣をつけよう。自治体のウェブサイトや防災メールでは、ヒグマの出没情報がリアルタイムで配信される。自宅周辺で目撃情報があれば、外出を控えるか、複数人で行動するなどの対策を取る。

子どもがいる家庭では、ヒグマの危険性をしっかり教育する必要がある。「クマさんは可愛い」という絵本のイメージを持ったまま、野生のヒグマに近づこうとする子どももいる。ヒグマは猛獣であり、絶対に近づいてはいけないこと、見かけたらすぐに大人に知らせることを繰り返し教える。

登山やハイキングを楽しむ場合は、さらに高度な知識と装備が必要だ。単独行動は避け、複数人で行動する。登山道から外れない、早朝や夕暮れ時の行動は控える、音を出しながら歩く、ヒグマの痕跡(足跡、糞、爪痕など)を見つけたらすぐに引き返すといった基本ルールを守る。

ヒグマ対策は、一度整備すれば終わりというものではない。季節ごと、年ごとにヒグマの行動パターンは変化するし、新たな問題個体が現れることもある。常に最新情報を収集し、対策をアップデートし続ける姿勢が求められる。

【2026年版】本州出身者が驚愕した北海道移住の注意点15選|知らないと後悔する完全ガイド

買い物事情|選択肢の少なさと物価の高さ

北海道に移住して多くの人が驚くのが、買い物の不便さである。札幌や旭川といった比較的大きな都市でも、本州の同規模都市に比べると店舗数が少ない。ファッションブランドや専門店は限られており、欲しいものがあっても近くに売っていないことが日常茶飯事だ。結果として、ネット通販への依存度が高くなる。

ただし、ネット通販にも落とし穴がある。北海道は送料が別途かかるケースが多いのだ。「送料無料」と書いてあっても、よく見ると「※北海道・沖縄・離島を除く」という注釈がついている。数百円の差とはいえ、頻繁に利用すれば積み重なって大きな出費になる。

生鮮食品に関しては、地元産の新鮮な魚介類や野菜が手に入るという大きなメリットがある。しかし、その一方で本州から運ばれてくる商品は輸送コストが上乗せされるため割高だ。南国のフルーツなどは特に価格が跳ね上がる。

スーパーマーケットの営業時間も本州より短い傾向にある。24時間営業の店舗は札幌でもごく限られており、夜10時や11時で閉店する店が多い。仕事帰りにゆっくり買い物をする習慣がある人は、生活リズムの調整が必要になる。

また、地方都市では大型ショッピングモールが生活の中心になっている。そこに行けば一通りのものが揃うが、逆に言えばそこしか選択肢がないということでもある。個性的な店や専門店を探すのは難しく、画一的な消費生活になりがちだ。

食文化|北海道ならではの美味しさと意外な落とし穴

北海道といえば食の宝庫というイメージが強いが、実際に住んでみると、その恩恵を受けられる場面と受けられない場面がはっきり分かれる。

確かに、海産物は新鮮で美味しい。スーパーで売っている鮭やホタテ、イクラなどの質は本州とは比較にならない。ジンギスカンも北海道民のソウルフードで、家庭で気軽に楽しめる。地元の人たちは庭でジンギスカンパーティーを開くのが大好きで、夏になると街中に羊肉を焼く香りが漂う。

しかし、北海道産の高級食材が常に安く手に入るわけではない。むしろ、高品質なものは観光客向けや本州への出荷に回されるため、地元のスーパーでは手に入りにくいこともある。カニやウニといった高級品は、地元民でも特別な日にしか食べない贅沢品だ。

外食に関しては、札幌以外では選択肢が限られる。個性的なレストランやエスニック料理店などは少なく、チェーン店中心の食生活になりがちだ。また、寿司や海鮮丼は確かに美味しいが、イタリアンや中華など他のジャンルのレストランのレベルは、必ずしも本州の大都市に匹敵するとは限らない。

冬場は野菜の価格が高騰する。本州から運ばれてくる野菜は輸送コストがかかるうえ、悪天候で流通が滞ると一気に値上がりする。雪で道路が封鎖されれば、スーパーの棚から生鮮食品が消えることもある。

人間関係と文化|道産子の気質を理解する

北海道の人々の気質は、本州とはかなり異なる。一般的に、道産子(北海道出身者)はおおらかで、人との距離感が適度にあると言われる。これは良い面でもあり、戸惑う面でもある。

まず、近所付き合いは本州の地方ほど濃密ではない。特に札幌などの都市部では、隣に誰が住んでいるか知らないというケースも珍しくない。この程度よい距離感を心地よく感じる人もいれば、孤独を感じる人もいるだろう。

一方で、コミュニティに入ってしまえば、北海道の人々は非常に親切で面倒見が良い。雪かきを手伝ってくれたり、冬の生活の知恵を教えてくれたりする。ただし、そこに至るまでには時間がかかることもある。移住者だからといって特別扱いされるわけではなく、自然体で接してくる。

方言に関しては、北海道弁は比較的標準語に近いが、独特の言い回しやイントネーションがある。「なまら」(とても)、「したっけ」(それじゃあ)、「ゴミを投げる」(ゴミを捨てる)といった表現は日常的に使われる。最初は戸惑うかもしれないが、慣れればコミュニケーションに支障はない。

飲み会の文化も本州とは少し違う。北海道では「おばんです」(こんばんは)と挨拶してから始まる飲み会が多く、サッポロビールやニッカウヰスキーなど地元の酒を好んで飲む。また、冬は外出が億劫になるため、家飲みの文化が発達している。

仕事探しの現実|求人市場の厳しさ

北海道への移住を考える際、仕事の確保は最も重要な課題の一つだ。しかし、現実は厳しい。札幌以外の地域では、求人数そのものが限られている。

産業構造を見ると、北海道は農業、漁業、観光業が主要産業である。IT企業や製造業の拠点は少なく、ホワイトカラーの仕事は札幌に集中している。地方都市では、医療・介護・教育・公共サービスといった分野の求人が中心になる。

給与水準も本州の大都市圏に比べると低い。同じ職種でも、東京の7割から8割程度の給与というケースも珍しくない。生活コストが安いとはいえ、先述の通り暖房費や車の維持費など北海道特有の出費があるため、経済的な余裕はあまり生まれないことが多い。

リモートワークができる職種であれば、本州の企業に勤めながら北海道に住むという選択肢もある。実際、コロナ禍以降、こうした働き方を選ぶ人が増えている。ただし、リモートワークでも時差の問題は発生する。北海道に時差はないものの、東京との会議が夕方に集中すると、生活リズムが崩れることもある。

起業や自営業という道もあるが、市場規模が小さいため、ビジネスを軌道に乗せるのは容易ではない。観光関連ビジネスは季節変動が激しく、冬場の収入減をどう補うかが課題になる。

医療と教育|地域格差の大きさ

医療体制は、地域によって大きな差がある。札幌には北海道大学病院をはじめとする高度医療機関が揃っているが、地方都市や町村部では診療科が限られた小さな病院しかないことも多い。専門的な治療が必要になった場合、札幌まで何時間もかけて通院しなければならないケースもある。

特に冬場は、悪天候で救急搬送が遅れるリスクもある。雪で道路が塞がれたり、吹雪で視界が悪化したりすると、普段なら30分で着く病院まで数時間かかることもある。持病がある人や高齢者は、こうしたリスクを十分に考慮する必要がある。

教育面では、札幌には進学校や私立学校の選択肢があるが、地方では公立校が中心となる。少子化の影響で学校統廃合が進んでおり、小規模校では部活動の選択肢が限られることもある。高校進学の際には、寮に入ったり下宿したりして地元を離れるケースも珍しくない。

塾や予備校も都市部に集中しているため、地方の子どもたちは教育の機会に格差を感じることがある。一方で、少人数制の学校では手厚い指導が受けられるというメリットもあり、一概にどちらが良いとは言えない部分もある。

土地・住宅価格|思ったより複雑な不動産事情

北海道の土地や住宅は安いというイメージがあるが、実態はもう少し複雑だ。確かに、札幌郊外や地方都市では、東京の半額以下で一戸建てが買えることもある。広い庭付きの家が1000万円台で手に入るケースもあり、本州から来た人は驚く。

しかし、安いなりの理由がある。まず、中古住宅の場合、断熱性能が現代の基準に達していないこともある。リフォームに多額の費用がかかり、結局は新築と変わらない金額になることもある。また、地方の過疎地域では、住宅を売りたくても買い手がつかず、将来的な資産価値がほぼゼロになるリスクもある。

固定資産税や都市計画税は安いが、冬の除排雪費用や暖房費など、維持コストは本州より高くつく。さらに、積雪に耐えられる頑丈な構造が必要なため、新築の建築費用は本州とそれほど変わらないか、むしろ高くなることもある。

賃貸の場合も、家賃は安いが更新料がないシステムが一般的だったり、礼金が高めに設定されていたりと、地域によって慣習が異なる。契約時の初期費用は事前にしっかり確認しておく必要がある。

ライフラインと通信|意外な盲点

北海道での生活において、ライフラインの安定性は都市部と地方で大きく異なる。電気やガス、水道は基本的に問題ないが、冬の停電は本州以上に深刻な事態を招く。暖房が止まれば、わずか数時間で室温が氷点下近くまで下がることもある。非常用の石油ストーブや毛布、食料の備蓄は必須だ。

携帯電話の電波も、山間部や海岸沿いでは圏外になることがある。ドライブ中に道に迷っても、スマホのGPSが使えないという事態も起こりうる。複数のキャリアで電波状況を確認するか、紙の地図を携帯する習慣をつけておくと安心だ。

娯楽とレジャー|自然は豊かだが選択肢は限られる

北海道の魅力は何といっても雄大な自然だ。スキー、スノーボード、登山、釣り、キャンプといったアウトドアアクティビティを楽しむには最高の環境が整っている。休日には気軽に大自然の中に身を置けるのは、都会では味わえない贅沢である。

しかし、インドア派の人にとっては娯楽の選択肢が限られる。映画館やライブハウス、美術館などの文化施設は札幌に集中しており、地方都市では最新作の映画を観ることすら難しい場合がある。コンサートやイベントも札幌開催が中心で、地方在住者は遠征が必要になる。

書店も地方では減少傾向にあり、大型書店は都市部にしかない。本好きな人は電子書籍やネット通販に頼ることになる。カフェやバーなども選択肢が少なく、人と会う場所が限られることもある。

子どもの遊び場に関しても、冬場は屋外で遊べないため、屋内施設が重要になる。しかし、地方では児童館や図書館などの公共施設が限られており、子育て世代は工夫が求められる。

虫と野生動物|都会では考えられない遭遇

北海道の自然豊かな環境は魅力的だが、同時に虫や野生動物との遭遇も避けられない。夏場は蚊やアブ、ブヨといった虫が大量発生する。特にアブは刺されると激しく痛み、腫れも引きにくい。虫除けスプレーは必需品だ。

さらに、ゴキブリはほとんど見かけないという嬉しい誤算がある一方で、カメムシやカナブン、クモなどは普通に家の中に侵入してくる。本州の都市部でしか暮らしたことがない人には、虫との共存はストレスになるかもしれない。

野生動物も身近だ。キタキツネは郊外では珍しくなく、可愛い見た目とは裏腹にエキノコックスという寄生虫を持っている可能性があるため、絶対に触ってはいけない。エゾシカも頻繁に目撃され、車との衝突事故も多発している。夜間の運転では常に注意が必要だ。

そして最も恐ろしいのがヒグマである。山に入る際はもちろん、郊外の住宅地にも出没することがある。クマ撃退スプレーを携帯したり、鈴を鳴らしながら歩いたりといった対策が必要になる場面もある。自然との距離が近いということは、こうしたリスクとも隣り合わせだということだ。

災害リスク|地震と雪害への備え

北海道は台風の直撃が少なく、梅雨もない。その点では本州より災害リスクが低いと思われがちだが、実際には別のリスクが存在する。

地震は決して他人事ではない。2018年の北海道胆振東部地震では、全道規模での停電「ブラックアウト」が発生し、多くの人が冬を前に不安な日々を過ごした。北海道でも地震への備えは必須であり、特に冬場の災害は暖房が使えなくなる分、より深刻だ。

雪害も無視できない。大雪による交通マヒ、屋根からの落雪事故、雪崩など、冬特有の危険がある。毎年、除雪作業中の事故で命を落とす人もいる。高齢者が一人で雪かきをするのは危険であり、地域のサポート体制が重要になる。

また、冬の停電は命に関わる。暖房が止まれば、数時間で室温が危険なレベルまで下がる。非常用の暖房器具、毛布、食料、水の備蓄は、本州以上に重要である。

心の準備|冬季うつと孤独感

北海道移住において、意外と見落とされがちなのが心の健康だ。長い冬は想像以上に精神に影響を与える。

冬の日照時間は極端に短い。午後4時には暗くなり始め、朝も遅くまで明るくならない。この日照不足は「冬季うつ」と呼ばれる季節性の鬱症状を引き起こすことがある。気分が沈む、やる気が出ない、過眠傾向になるといった症状が現れる人も少なくない。

また、雪に閉ざされた冬は外出機会が減り、社会的孤立を感じやすくなる。特に移住したばかりで友人や知人が少ない時期は、孤独感が増幅される。本州の友人や家族との物理的距離も、心理的な孤立感を強める要因になる。

こうした問題への対策として、積極的に趣味のサークルやコミュニティに参加したり、ビタミンDのサプリメントを摂取したり、室内でできる運動習慣を持ったりすることが推奨される。移住前から、冬の心の健康についても意識しておくことが大切だ。

まとめ|覚悟と準備があれば北海道は素晴らしい

ここまで、北海道移住における様々な注意点を50個挙げてきた。厳しい気候、限られた雇用機会、都会的な娯楽の少なさ、医療や教育の地域格差など、課題は確かに多い。甘い幻想だけでは、北の大地での生活は成り立たない。

しかし、これらの課題を理解し、準備をした上で移住すれば、北海道は本当に素晴らしい場所である。四季折々の美しい自然、新鮮で美味しい食材、適度な距離感の人間関係、広々とした住空間。都会の喧騒を離れ、自分らしい生活を築ける可能性に満ちている。

大切なのは、現実を直視することだ。旅行で感じた魅力と、実際に生活する現実は違う。でも、その現実を知った上で「それでも北海道に住みたい」と思えるなら、きっとあなたは北の大地に適応できる。

移住は人生の大きな決断だ。慎重に情報を集め、できれば一度、長期滞在や移住体験プログラムなどを利用して実際の生活を体験してみることをお勧めする。そして、冬を一度経験してから最終判断を下すのが賢明だろう。

北海道は、覚悟を持って飛び込んだ人を裏切らない。雄大な自然、豊かな食、そして温かい人々が、あなたの新しい人生を待っている。この記事が、あなたの北海道移住の第一歩となることを願っている。

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